フルミスト(点鼻によるインフルエンザ予防接種)について

フルミストとは

フルミストは鼻に点鼻するタイプのインフルエンザワクチンです。
弱毒化した生きたウィルスを点鼻してインフルエンザに軽く罹るようにします。
従来の注射型のインフルエンザワクチンよりも効果が長く持続しますが、必ず感染を予防するものではありません。
対象年齢が2歳から18歳です。
鼻に点鼻するので痛みはありません。

フルミストの副反応

直後にくしゃみが出たり、のどに垂れ込むことがありますが、飲み込んでも問題ありません。鼻水、鼻つまり、のどの痛みなど感冒の症状が約半数(40~50%)にみられます。発熱は数%ぐらいですが、数日で改善します。

フルミスト®は、弱毒化されてはいますが、生ワクチンです。そのため飛沫や接触により、接種を受けた人から受けていない人にワクチンウイルスが拡がる可能性があります。
接種後3~4週間はワクチンウイルスが残存している可能性があるとされています。接種後1~2週間は重度の免疫不全者、乳児、妊婦との接触は避けてください。

以下の方はフルミストを投与できません

○37.5℃以上の発熱がある方
○重篤な急性疾患、慢性疾患がある方
○免疫不全、または免疫不全の人と接触する機会がある方
○副腎皮質ホルモン剤(経口剤、注射剤)、免疫抑制剤(経口剤、注射剤)を使用している方
○アスピリンを内服中の方
○重度の卵アレルギーがある(アナフィラキシーをおこしたことがある)方
○ゼラチンアレルギーがある方
○鼻づまりが強い方
○妊娠している方